不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

流通セグメントが好調/フジ住宅23年3月期

 フジ住宅(株)は2日、2023年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~23年3月31日)は、売上高1,144億7,300万円(前期比3.6%減)、営業利益60億9,100万円(同3.7%増)、経常利益57億4,400万円(同2.1%増)、当期純利益38億1,700万円(同1.3%減)だった。

 分譲住宅セグメントでは、戸建ての自由設計住宅等の引渡戸数が623戸(同200戸減)、土地販売売上高が16億4,400万円(同56.1%減)と、いずれも大幅に減少。売上高は364億9,500百万円(同19.6%減)、セグメント利益は12億3,700百万円(同16.2%減)となった。

 住宅流通セグメントは、新築住宅に比ベて割安な既存住宅に対する需要は根強く、引渡戸数が1,077戸(同38戸増)と総じて好調に推移。売上高は256億2,800万円(同7.1%増)、セグメント利益は13億7,000万円(同7.1%増)となった。

 土地有効活用セグメントは、個人投資家向け1棟売りの賃貸アパートの引渡棟数が125棟(同5棟減)と微減も、1棟当たり単価が上昇。賃貸住宅等建築請負およびサービス付き高齢者向け住宅の引渡件数は29件(同11件減)と減少したが、新規受注が好調で建築請負工事が順調に進行した。一方、自社保有のサ高住の施工が前期に比べ減り、内部売上高は減少した。その結果、売上高は265億7,600万円(同0.7%減)、セグメント利益は22億1,700万円(同6.3%減)となった。

 次期は、売上高1,200億円、営業利益64億円、経常利益60億円、当期純利益40億円を見込む。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら