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JR西日本、大阪駅西側の再開発ビルの名称決定

「イノゲート大阪」外観イメージ

 西日本旅客鉄道(株)と大阪ターミナルビル(株)は16日、「大阪」駅西地区で開発を進めている「大阪駅新駅ビル計画(仮称)」(大阪市北区)の建物名称が「イノゲート大阪」決定したと発表。また、同日に地上の鉄骨工事が完了し上棟した。

 3月18日に供用開始した同駅の新改札口(西口)に直結。駅西側の再開発エリアの玄関口に位置し、周辺施設とは2階連絡通路で接続することで、歩行者回遊動線の起点とする。建築面積は約3,716平方メートル、延床面積は約6万440平方メートル、地上23階地下1階建て。事務所、飲食店舗で構成する。

 事務所の貸室面積は約2万3,035平方メートル、基準階(中層階)面積は約1,645平方メートル。横長のビル形状を生かした整形で、豊富な面積帯に対応した区画を用意する。室内は3mの天井高を確保し、北面の穏やかな採光とともに、広大な都市公園の緑豊かな眺望を望める開放的なオフィス環境を整備。低層階には、テナントが活用できる貸会議室(12室)、フレキシブルオフィス、ラウンジ等も設ける。貸会議室は、(株)東急コミュニティーの子会社(株)TCフォーラムが運営。また、ロビーフロアには、「TSUTAYA BOOK STORE」や「蔦屋書店」を手掛けるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)が、シェアラウンジ、カフェ等の複合空間を出店する。

 飲食店舗フロアには、海外有名レストランから大阪の老舗、路地裏の名店まで、さまざまな店舗を誘致する計画。

 開業は、2024年秋の予定。


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