三井不動産ビルマネジメント(株)は、早稲田大学総合研究機構イノベーション研究所の村瀬俊朗准教授(商学学術院)と「チーム間連携促進の状態と促進要因」について産学共同研究を実施。12日に研究結果等を発表した。
企業が新たな価値を創造していくためには、チームが他チームと連携する「チーム間連携」が必要であるものの、そこに課題を抱える企業が多い。そこで、同社と村瀬教授が、チーム間連携促進に必要な要素と構造について研究を行なった。
結果、「他チームとの連携に対する自信」と「他チームとの信頼関係」がチーム間連携を促進することが判明。この2つの要素は、「自チーム内で信頼関係を築くこと」、「他チームと相互理解のためのコミュニケーション機会を設けること」、「リーダーがビジョンと連携の意義を語ること」が土台となって醸成されることが分かった。
同社は今回得られた研究成果を活用して、企業の経営課題や社内コミュニケーション課題を捉えたソリューションサービスの開発や提供を行ない、新たな価値を提供していく考え。