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いいもの大賞に「100円家事代行」/高支協

 高齢者住宅支援事業者協議会は14日、学士会館(東京都千代田区)において「いいもの大賞」授賞式を開催した。

 「いいもの大賞」とは、「優れて、広まってほしい製品やサービス」を発掘し、世の中に広く紹介する目的に、今年度より設けられた表彰制度。大手、中小企業、ベンチャー企業等の規模にかかわらず、いまだ広く周知されていない、高齢者の豊かな暮らしを実現できる新しい優秀な商品・サービスを選考し、表彰する。

 冒頭、同協議会会長の菊地通晴氏((株)丸八眞綿RAS事業部長)が挨拶。「当協議会も、製品やサービスを供給するサプライヤー集団だが、今回はあえてエントリーを控えた。まだ世に出ていない優れた製品やサービスを提供する企業を見出し、広く認知されることを望んでいる」と話した。

 同協議会会員の推薦により23社が応募。「いいもの大賞」事業メンバー9名による選考・審査で5社に絞られ、最終選考会ファイナリストが授賞式の前にプレゼンテーションを行なった。

 (株)御用聞きは、5分100円から誰でも使えるワンコイン家事代行サービスについて紹介。(株)スプレーアートイグジンは、職員一人ひとりの個性を伸ばし人財育成を体系化する仕組み「ミッケル研修」について説明した。ドクターメイト(株)は、オンラインでの日中医療相談と夜間オンコール代行を組み合わせた「24時間医療対応サービス」についてプレゼン。日本ケアリフトサービス(株)は、介護施設の業務改善と労働環境の向上をサポートする介護リフトのサブスクリプションサービスを披露。(株)FUJIは、座位間の移乗動作や脱衣場での立位保持をサポートするロボットについて説明した。

 選考委員28名による投票が行われ、(株)御用聞きの「100円家事代行」が大賞に選ばれた。同社代表取締役の古市盛久氏は、「今回の大賞は将来に対する期待と捉えている。その期待を裏切らないよう、今後もサービスの向上に努めながら事業を推進していきたい」と感想を述べた。


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