東急不動産（株）は18日、子会社の（株）リエネ（東京都渋谷区、代表取締役社長：西田恵介氏）が、系統用蓄電池事業に参入すると発表した。
系統用蓄電池とは、電力ネットワークや再生可能エネルギー発電所などに接続する蓄電池。系統用蓄電池事業では、電力ネットワークに蓄電池を直接接続して、余った電気を貯めたり、電気が不足するときには貯めた電気を市場を通じて供給することができる。
リエネは、伊藤忠商事（株）、東京センチュリー（株）が共同出資する、分散型電源などのサブスクリプションサービスを提供する（株）IBeeT（東京都千代田区、代表取締役社長：川西洋二氏）と合弁で、系統用蓄電池事業を行なう御徳蓄電所合同会社（東京都千代田区）を、6月15日付で設立。同事業を開始する。
両社が運営するメガソーラー「直方太陽光発電所」（福岡県鞍手郡）の近接地に、系統用蓄電池「御徳蓄電所」（定格出力20MW、定格容量56MWh）を設置する。建設開始は2023年度上期、運転開始は25年度の予定。