（株）毎日コムネットは21日、2024年5月期を初年度とする「中期経営計画（24～29年）」を発表した。
創業50周年を迎える29年に向けて、社会と共存し長期にわたって持続可能な企業を目指す。基本方針として、「不動産事業の領域拡大」（対学生オンリーから社会人へ領域を拡大）、「土地情報の有効活用」、「人材事業の領域変革」（新卒採用支援から人事コンサルティングへ）を掲げた。また、持続的成長に向けて、社員エンゲージメントの向上、働きがいのある環境づくり、リスキルの習得支援など、人的資産の最大化のほか、サスティナビリティに取り組んでいく。
不動産ソリューション事業は、既存事業の拡大を目指し、学生寮・学生マンションの総管理戸数1万5,000戸、新規地方物件の開発1,000戸を目標に掲げた。単身社会人向け物件開発の着手、多様な建築手法や小規模物件の開発など、事業領域の拡大・変革を目指す。また、シニア向け住宅、コンセプトマンションなど、土地情報を活用した新たな不動産事業も模索。オンライン営業やDXによる差別化も図っていく。
最終年度29年5月期は、連結売上高300億円（23年5月期比41％増）、連結経常利益30億円（同44％増）、親会社に帰属する当期純利益20億円（同45％増）を目指す。