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分譲マンションで「フードドライブ」活動/大和LN

神戸市提供の回収ボックスとのぼり

 大和ライフネクスト(株)は27日、兵庫県神戸市と「食品寄贈事業に関する覚書」を締結し、同社が管理する神戸市内のマンションを食品回収場所とする「神戸市×フードドライブ活動」を開始したと発表。

 全国各地の自治体で、家庭で余っている食品を集めて、それらを必要とする福祉団体・施設等に無償で寄付する「フードドライブ」活動が推進されている。神戸市でも、小売店やスポーツクラブ等と連携し店舗での食品回収を進めていたが、マンション管理組合敷地内での回収実績はなかった。同社は、同活動に携わることが地域社会への貢献につながる考え、神戸市と覚書を締結した。マンション管理組合と神戸市との連携は、今回が初となる。

 同社は覚書に基づき、管理を受託する神戸市内マンション管理組合(対象:78管理組合)における理事会・総会支援業務を通じ、取り組みの趣旨説明、実施の提案を行なう。神戸市が実施に賛同した管理組合の初回活動時に、回収ボックスおよびのぼりを寄贈。同社が防災訓練などの組合行事に合わせて告知を行ない、敷地内にボックスを1週間程度設置する。そして神戸市環境局もしくは神戸市紹介の福祉団体は、集まった食品を改修し、必要とする施設へ無償で提供していく。

 すでに、管理組合法人コスモ舞子版(神戸市垂水区)で6月18日に、管理組合コスモ本山(神戸市東灘区)で6月24日に、それぞれ管理組合の年次総会承認を経て、実施されている。

 今後は、神戸市での取り組みモデルを他の自治体に紹介し、活動の波及を目指す。


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