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福島の物流センターが稼働/大和物流

「福島物流センター」外観

 大和物流(株)は1日、建替工事を行なってきた「福島物流センター」(福島県本宮市)の稼働を開始した。

 東北自動車道「本宮IC」から約5.2km、東北自動車道と磐越自動車道が交わる「郡山JCT」から約8.0km。東京都心部までは約250kmで、首都圏と東北を結ぶ中継地点や東北エリアをカバーする2次配送拠点、一時的保管や内配送を担うデポ拠点などにも対応できる立地。

 鉄骨造地上3階建て。建て替え前は2,554平方メートルだった延床面積を1万1,676平方メートルへと拡張。施設内に埃が入りにくい高床式ホームを採用したほか、トラックバースの一部では庇長20mを確保し、袖壁を設置することで、強風や降雪に左右されずに入出庫作業ができるようにした。

 環境配慮の面では、外壁を高断熱化すると共に、LED照明などエネルギー効率の高い設備・機器を採用。屋上には170枚、総発電容量約63kWのソーラーパネルを敷設。発電した電力を施設内で自家消費すると共に、化石燃料の電力でないことを証明する「トラッキング付き非化石証書」を購入することで、再エネ100%を実現する。


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