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オープンH、三栄建築設計のTOBを実施

 (株)オープンハウスグループは16日、戸建分譲住宅事業等を手掛ける(株)三栄建築設計の普通株式に対する公開買い付け(TOB)を実施し、同社を完全子会社化すると発表した。

 同社は、創業者で元社長の小池信三氏が、反社会的組織に利益供与していたとして、2023年6月に東京都暴力団排除条例に基づく勧告を受けていた。オープンハウスは、さまざまコンテストで受賞実績があり、業態も近い三栄建築設計の完全子会社化は色々な面でシナジーが実現でき、両社の企業価値向上と戸建建築業界の発展にも寄与すると判断した。

 三栄建築設計は同日、今回のTOBへの賛同と、株主への応募推奨の意見表明を実施。筆頭株主の小池氏は、すでにオープンハウスとの応募契約を締結している。

 公開買付期間は、8月17日~9月28日。買付価格は1株当たり2,025円。買付予定数の下限は、発行済株式数の66.7%となる1,414万4,700株。

 公開買い付けが成立した場合、同社はスクイーズアウトの手続きを実施。三栄建築設計の全株式を取得して完全子会社化する。


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