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三菱地所、インドで初の投資事業

プロジェクト完成イメージ

  三菱地所(株)は22日、インド・チェンナイにおけるビジネスパークの開発「International Tech Park Chennai, Radial Road」に参画したと発表した。同社グループとしては初のインドにおける投資事業。

 同事業は、シンガポールの大手ディベロッパーであるCapitaLandグループの投資運用会社CapitaLand Investment Limitedが推進するもの。総事業費は約200億インドルピー(約350億円)で、三菱地所の事業持ち分は50%。

 インドの第4の都市で、国際空港や州政府機関、地場企業の本社、高級住宅等が集積するチェンナイにて、地上11階建て地下3階建のオフィスビル2棟、大規模食堂やエクササイズ施設等を開発する。敷地面積は約5.25ha、貸付面積は約24万平方メートル。

 インドのビジネスパークとして、初のネット・ゼロビル認証(設計段階)を取得しており、また、2棟目についてはWELL認証のゴールドの取得も目指している。ビルの運営・管理にIT機能を積極的に活用。リアルタイムのデータ分析により、ビル全体のエネルギー効率を制御するほか、携帯アプリによる入退館システムとエレベーターの行き先指定システムの連携で施設内の混雑を緩和する。また、ビル全体の照明の75%に自然採光を活用するなど、環境によく、オフィスワーカーの働きやすさにも配慮した設計とする。

 2020年に着工。1棟が23年秋頃、1棟が24年末~25年初め頃に竣工する予定。


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