（株）いえらぶGROUPは22日、不動産会社・エンドユーザーに対して実施した「住まい探しにおける生成AIの利用状況調査」の結果を発表した。有効回答数は2,217件（不動産会社479名、エンドユーザー1,738名）。
「生成AIを業務で使いたか」との質問には、不動産会社の59.3％が「使いたい」と回答。一方で、「生成AIを業務に使っているか」という質問では、「毎日使っている」が1.5%、「時々使っている」が10.2%で、実際に使えている不動産会社は約1割にとどまることが分かった。
「生成AIの利用に際して不安に感じること」を尋ねたところ、生成AIを使っていない不動産会社の回答1位は「使いこなす自信がない」（44.7%）で、「情報の精度」（43.0%）、「お金がかかりそう」（37.1%）と続いた。生成AIを使っている不動産会社の回答1位は「情報の精度」（53.6%）で、「不安を感じることはない」（26.8%）、「個人情報の保護」（25.0%）と続いた。
⽣成AIに期待する機能について、不動産会社の回答では「文章作成」が51.1%、「業務量の削減」が40.5%と、業務削減のニーズが浮き彫りになった。エンドユーザーの回答では、「おすすめ物件の提案」が59.8%、「内見予約」が40.0%となり、住まい探しが便利になることを期待する傾向が見られた。