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三井不レジ、シェアリング型賃貸マンションの新事業

「SOCO HAUS KORAKUEN」ラウンジ完成イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)は28日、都会の「身軽で豊かな暮らし」を実現する新たな賃貸マンション「SOCO HAUS(ソコハウス)」を展開すると発表した。

 都市部の家賃上昇を受け、賃料を抑えるために居住スペースや設備を狭小化する賃貸マンションが増えている。その結果、単身者向けのワンルーム住戸では間取りが画一化し、都会での暮らしの選択肢が少なくなっている。

 「SOCO HAUS」は、キッチンや使用頻度の少ない家具・家電を共用部に配置し、専有部で自由に使えるスペースを確保。共用部には多彩なスペースと高機能の家具・家電を導入し、生活利便性を高める。

 企画に当たって、同プロジェクトの想定顧客と嗜好性の近い社員モニターを対象に実証実験を実施。都内物件へ約1ヵ月間滞在してもらい、暮らしの課題・ニーズを調査した。

 初弾物件となる「SOCO HAUS KORAKUEN」(東京都文京区、総戸数76戸)は、東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」駅より徒歩9分に立地。敷地面積約755平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階地下1階建て。同社の社員寮として活用していた建物を、単身女性向けの賃貸マンションへとリノベーションする。

 事前調査を基に、キッチンスタジオやライブラリー、シアタールーム、トレーニングルームなどさまざまな共用施設を用意。パーソナルトレーニング、ウォーターサーバー、シェアサイクル等のサービスも導入し、入居者それぞれの都会での豊かな暮らしをサポートする。

 竣工は2024年2月、入居開始は同年3月の予定。


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