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京急、鉄道車両の部品利用したリノベマンション

 京浜急行電鉄(株)は8月31日、リノベーション分譲マンション「プライムフィット横浜富岡」(横浜市金沢区、総戸数64戸)のエントリー受付を開始した。同ブランドでの供給は、2018年の「プライムフィット中目黒」(東京都目黒区、総戸数41戸)に次ぐ第2弾で、京急沿線では初の事業。

 同物件は、京浜急行本線「京急富岡」駅徒歩17分に立地。地上6階建て、築28年の企業社宅を一棟リノベーションし、販売するもの。既存建物は(株)大林組の施工で、(株)ERIソリューションが構造躯体や給排水管などをチェックし、断熱強化など必要なリニューアルを施した上で、スケルトンリフォーム。設計・監理はリノベる(株)が手掛ける。

 180パターン以上の多彩な組合せができる「パズルフィットセレクト」を導入するほか、フルオーダーメイドにも対応。また、共用施設として新たに設ける集会スペースやワークスペースでは、ソファーに引退した鉄道車両の座席を、飾り棚には網棚を再利用。ワークスペースの入室表示には車側灯、マンションの階数表示には車両番号銘板を使用するなど、随所に鉄道車両の部品を再利用している。鉄道業界初の取り組み。

 間取りは、1LDK~3LDK。24年2月販売開始の予定。


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