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台湾でのプロ野球選手時代に学んだメンタル切り替え

 多種多様な経歴を持つ人が集まる不動産業界。一見、不動産業とは縁のなさそうなキャリアを積んでいても、そこで得られたノウハウを不動産営業や会社経営に生かしている人は多い。

 「月刊不動産流通」10月号の特集「意外な経歴『不動産業で生かしてます!』」では、元ラリードライバー、元俳優、元刑事、元キャバクラ店長などといったキャリアを持ち、そこで身に付けたノウハウを不動産業界で生かしている8人の不動産実務者を紹介した。

 その中の1人、城北不動産(株)(東京都練馬区)の開発事業部主任・鎌田祐哉氏は元プロ野球選手。日本・台湾のプロ野球界で12年にわたって投手として活躍。台湾・統一セブンイレブンライオンズ(当時)時代には最多勝のタイトルも獲得。その台湾で過ごした1年間が、今の仕事での考え方に大きく影響を与えているという。

 「失敗に対する考え方が日本とは違いました」と鎌田氏。例えば日本では何かミスをしたらコーチや先輩から「一定期間反省の姿を見せる」ことが求められたが、台湾ではもちろん反省は必要だったものの、「ミスをしてもすぐに次の登板のことを考える」ことが優先されたという。

 引退後、縁あって不動産会社に転職してから約10年。失敗を引きずることなく前を向くことで目の前の顧客に集中できているのだという。


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