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「快眠のための家」の検証開始/長谷工コーポ

 (株)長谷工コーポレーションは、東日本電信電話(株)、(株)ブレインスリープと共同で、「快眠のための家」の検証を開始する。

 長谷工グループでは、「LIM」(建物に設置されたセンサーなどから収集される“暮らし情報”を活用する概念)を通じた暮らしの最適化の実現に取り組んでおり、今回の検証はその一環。賃貸マンション「サステナブランシェ本行徳」(千葉県市川市、総戸数36 戸)に実験住戸を設置し、睡眠の質を上げることが、疲労回復を促進。結果として生産性向上につながるという観点で検証する。

 実験住戸では、ブレインスリープの監修のもと、専有部内の照明制御、カーテン、ブラインド制御による太陽光取り入れの調節をはじめ、快適な温度・湿度・空気環境の構築、色や音、木質化によるリラックス効果などを検証していく。また、NTT東日本グループが提供する睡眠計測 API を活用したアプリケーションを開発。睡眠時の生体データと連携し、睡眠に最適な居住環境へと自動的に制御するスマートホームシステムを構築することで、ハードとソフトを融合した新たな形で、睡眠の質を向上させる環境を提供する。
 さらに、住民のセンシングデータの取得や定期的なアンケート実施。その効果を検証することで、睡眠の観点から、それぞれに最適な住空間の実現を目指していく。


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