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千葉・柏の葉のインターナショナルスクールが開校

Rugby School Japan外観

 Rugby School Japanは15日、千葉県柏市に開校したインターナショナルスクール「Rugby School Japan」(以下、RSJ)をマスコミに公開した。

 2008年、国際学術都市づくりに向けてまとめられた「柏の葉国際キャンパスタウン構想」でインターナショナルスクールの誘致が掲げられ、それに向けた活動が進められた。その一方、450年以上の歴史を持つ英国の伝統あるパブリックスクールの一つであるラグビースクールが日本進出を模索していたことから、両社の思惑が一致。三井不動産(株)、英国法人のRugby School International Limited、(一財)Rugby School Japan設立準備財団、国立大学法人千葉大学、CEAMS合同会社と開校に向けて取り組みを推進し、4日、開校に至った。

 RSJは、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅から徒歩3分、千葉大学柏の葉キャンパス内に立地する。敷地面積は4万8,527平方メートル、全10棟で構成され、延床面積は2万8,005平方メートル。

 「全人教育」を掲げるRSJの教育を実践するため、国際規格のラグビー場や水球もできる25メートルの公認プール、英国議会を模したDebate Chamber、本格的なダンススタジオなど、さまざまな付帯設備を用意。一部の建物は千葉大学の既存施設を改修し、教室や校長室などとして活用している。三井不動産グループで施設整備を進め、総工費は約120億円。開校時点では16ヵ国を超える国から約140人の生徒が集まったという。

 説明に当たった三井不動産(株)柏の葉街つくり推進部・田中 俊太朗氏は、「RSJは柏の葉スマートシティの国際化に貢献すると期待している。イノベーションを起こすには人が必要。教育インフラが整うことにより、イノベーションを起こす高度な人材を世界中から集めることができる。既存のアカデミア、企業に人材が集まること、そして新たな企業集積が進むことを期待している」と述べた。

高品質な付帯施設が多数備わっている。写真は英国議会を模したDebate Chamber
開校を記念し、カシワの苗木の植樹が行なわれた。写真一番左が三井不動産代表取締役社長・植田 俊氏


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