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所沢でBTS型物流施設を開発/日本GLP

「GLP所沢」外観イメージ

 日本GLP(株)は25日、BTS型物流施設「GLP所沢」(埼玉県所沢市)を着工した。

 関越自動車道「所沢IC」から約2.3 kmに立地。開発地は外環道へのアクセスに優れ、1時間以内の配送可能人数は約900万人規模となる。また、地盤が強固な台地であり、水害のリスク等が低い。敷地面積約1万5,100平方メートル。鉄筋コンクリート造と鉄骨造のハイブリット構造で、地上4階建て。延床面積約2万7,900平方メートル。

  竣工後は、3PL企業である(株)関通の専用施設として稼働することが決定。そのニーズに沿い、施設内には厨房付きカフェテリア、シャワー室等を設ける。また、太陽光発電設備の設置を検討するなど、同社の脱炭素化に向けたサステナビリティ推進への取り組みを実施する。CASBEE(新築)認証、ZEB-Ready認証を取得予定。

 なお、同社として3件目となる、市街化調整区域での開発を実現する「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」の認可を取得した物件となる。同法は、流通業務の総合化・効率化の促進を図り、流通に伴う負荷の低減等を図ることを目的としたもの。認可された場合、「貨物事業関連規制の緩和措置」等が受けられる。

 竣工は2024年11月末を見込む。


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