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東急不動産(株)は13日、2023年11月竣工予定の「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」内に、ディープテック領域のスタートアップ育成・支援の場として、「(仮称)Shibuya Deep-tech Accelerator」を開設すると発表した。
同社は、国内外のスタートアップの集積を通じた広域渋谷圏(「渋谷」駅半径2.5km圏内)の価値向上を目指して、シリコンバレーを拠点とするPlug and Play社との共創や、スタートアップ向けスモールオフィス「GUILD」の展開、グローバルスタートアップ育成機関「シブヤスタートアップス(株)」の設立等を行なってきた。23年4月には、日本の総合不動産ディベロッパーとして初めて、マサチューセッツ工科大学(MIT)との産学連携プログラム(ILP)に本格的に参加することを発表。以降、MITとの連携を深め、広域渋谷圏におけるスタートアップ支援のさらなる推進と、ディープテック領域を中心としたイノベーション創出の場づくりについて検討してきた。
今回開設する「(仮称)Shibuya Deep-tech Accelerator」は床面積200坪と、渋谷エリア最大級のイノベーション創出の場となる。MITのジュフリー・グロスマン教授をアドバイザーに迎え、ディープテック領域のスタートアップ企業に対して、同氏と共に新規開発したアクセラレータープログラムを提供する。また、将来的なファンド設立による継続的な資金調達機会の提供等も行なっていく。
同施設をきっかけに、MIT ILPを通じたMITエコシステム全体との協業を加速させ、広域渋谷圏におけるイノベーション・エコシステムの構築を推進する。
開設は24年11月の予定。