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大京、代々木の本社に情報発信拠点を開設

「DAIKYO LIFESTYLE STUDIO」エントランス
通路では、大京のマンションの歴史や時代ごとの最新技術などを紹介する
シアタールームはそのままVRモデルルームとなり、実物大で部屋の広さや水回りの配置などが確認できる。遠隔地のマンション販売に活用していく

 (株)大京および(株)大京アステージは18日、23日に代々木の大京本社1階に開設する大京とグループ会社の情報発信拠点「DAIKYO LIFESTYLE STUDIO」(東京都渋谷区)を報道陣に公開した。

 大京とグループ会社が提供する「住まいに関するトータルサービス」の体感施設で、広さは約60坪。エントランスには巨大なLEDパネルを設置し、常時イメージ映像を放映。エントランスからの通路では、1968年の「ライオンズマンション」第1号物件からマンション市場をけん引してきた物件や商品企画などを年表で展示する。

 シアタールームでは、4面モニターを使い、大京グループのものづくりに対する思いや、未来のマンションライフの体感映像を放映。実際の販売物件のホームページに掲載している360度映像や、VRモデルルームの体験コーナーとしても使用する。床面積は約30平方メートル、横幅7.3mで、実物大の部屋の広さが確認できる。

 また、「インタラクティブウォール」では、マンション管理会社、大京アステージの提供するサービスをアニメーションで表示するほか、マンション管理の未来をイメージ映像で紹介。このほか、物件のオンライン説明会やセミナーの配信を行なう「ウェビナールーム」、グループ会社の商品・サービス紹介コーナーも設けている。

 見学は完全予約制で、1日7組前後を案内する。大京や(株)穴吹工務店のマンション購入検討者、本社を訪問するステークホルダーに広くアピールしていく。展示内容やプログラムは、適時アップデート。また、シアタールームを使い、遠隔地の販売物件を中心にした販売活動の場としても活用していく。

 18日の内覧会で挨拶した大京事業管理部事業企画室長の大髙洋尚氏は「29年連続マンション供給ナンバー1だったころは、マンション販売を通じて情報を発信できたが、いまは市場が縮小し情報発信が難しくなっていた。当社は来年設立60年を迎える。それにあたり情報発信を強化する。マンション生活をスタンダードにし、社会課題の解決を図ってきた大京の歴史と、近未来のマンション生活・サービスを、ここを拠点にユーザーやステークホルダーに紹介していく」などと抱負を述べた。

マンション管理サービスをアニメーションで見せるコーナー
ウェビナールームは、販売中マンションのオンライン説明会や各種セミナーなどの情報発信拠点として活用


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