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メンテナンス主任者試験、11月6日より申込開始

 (公財)日本賃貸住宅管理協会は24日、記者懇親会を開催。11月6日から申し込みを開始する「賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度」の受験概要について説明した。

 同制度は、オーナーや入居者から賃貸住宅の建物や設備の維持・保全に関する問い合わせを受けた際、初診判断(一次対応)ができる基本的で幅広い知識と技能を有し、建物の維持・保全における提案力を持つ人材を育成するもの。

 申し込み後、5~10日ほどでテキスト(B5サイズ・全362ページ)が送付されるとともに、全10編・計640分の講習動画を視聴することが可能となる。

 試験方法はIBT(Internet Based Testing)方式を採用。24時間・365日試験を行なうことが可能で、スマートフォンやタブレットなど多様なデバイスで受験できる。試験時間は120分、問題数は100問(正誤式)。試験期間は決済終了後より90日間。不合格の場合は、試験期間の間、合格するまで何度でも受験できる。
 回答解説とスコアレポートにより、自身の弱点や理解度をチェックすることが可能。また、合格者特典として、テキストの内容に関する質問に回答する、LINEの「AIメンテナンス」サービスが付与される。

 受験料は9,900円(税込み)で、テキスト・講習動画視聴代・試験代を含む。合格後、認定証(証書・カードタイプ)が発行される。有効期限は5年間。

 同協会会長の塩見紀昭氏は、「建物・設備の基本的な知識はもちろん、テキストには『ガスコンロが使えない』『インターホンが鳴らない』といった、入居者からの困りごとに対応できる内容も盛り込んでいる。コールセンターのスタッフや新入社員など、建物管理の専門外の従業者にも広く受験していただきたい。現段階では合格点70点以上を想定しており、初年度の受験者は約1,000名を目指す」と話した。

「賃貸住宅メンテナンス主任者」認定証書(サンプル)


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