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三井不レジリース、賃貸借契約の電子化を開始

 三井不動産レジデンシャルリース(株)は29日、同社の基幹システムを、イタンジ(株)の不動産関連電子契約システム「電子契約くん」と自動連携し、賃貸借契約を電子化すると発表した。

 イタンジが提供する「ITANDI BB+(イタンジビービープラス)」の不動産関連電子契約システム「電子契約くん」を導入。基幹システム上で重要事項説明書、賃貸借契約書などを自動で生成。生成された契約書類PDFが自動連携され、「電子契約くん」上にアップロードされる仕組み。仲介会社による重要事項説明の実施後は、入居者へ「電子契約くん」から契約書類が送付され、入居者は、PDFの契約書類を確認し合意ボタンを押すだけで、オンライン上で署名が完了する。

 「電子契約くん」上での契約完了後は、署名済みの契約書類が同社の基幹システムに連携され、自動的に保管される。同社が別途入居者専用に提供している「マイページ」から、入居者は契約書類以外の配布書類を閲覧することが可能となる。これにより、契約書類の郵送や顧客の来店が不要となり、審査完了後即日に賃貸借契約を締結することができる。

 「電子契約くん」を導入することで、既存の契約関連書類のペーパーレス化と併せて年間最大約54万枚の紙の削減を見込む。

三井不動産レジデンシャルリース(株)で開始する賃貸借契約の電子化の仕組み


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