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築54年、「東急不動産赤坂ビル」の解体着工

「東急不動産赤坂ビル」外観

 東急不動産(株)は1日、「東急不動産赤坂ビル」(東京都千代田区)の第1期解体工事に着手した。

 同ビルは高級専門店街と第一級のホテル、オフィスを組み合わせた複合ビルとして1969年に竣工。敷地面積は5,230.46平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上14階地下2階建て。延床面積は5万1,491.66平方メートル。

 ピンクと赤のストライプが特徴的な外観で、「軍艦パジャマ」と呼ばれて親しまれた。築54年が経過し、建物が老朽化していることから2023年10月31日に営業を終了。解体前には、警視庁に訓練場所として提供し、延べ約300人が参加。誘拐・立てこもりを想定した訓練や壁・ドアの破壊訓練など、有事を想定した訓練を行なった。

 今後、第2期の解体工事を経て、27年夏ごろに解体が完了。跡地については同社が所有する新施設を開発する予定。


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