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三井DT、4年ぶりにプレス向けセミナー開催

「“くらしと社会の未来をつくる”という企業理念のもと、デザインの力で社会に貢献していきたい」と挨拶した檜木田社長
トークセッションの様子

 三井デザインテック(株)は6日、綱町三井倶楽部(東京都港区)で、4年ぶりとなるプレス向けセミナーを開催した。

 会の冒頭、同社代表取締役社長の檜木田 敦氏は、「当社は2020年10月、三井不動産リフォームとの統合により、新生三井デザインテックとして新たなスタートを切った。オフィスやホテル、住宅、商業施設の空間デザインや内装・施工、インテリア販売などの事業に、三井のリフォームブランドのエッセンスがプラスされ、われわれが得意とするクロスオーバーの空間創造の領域をさらに広げることができた。これからも“くらしと社会の未来をつくる”という企業理念のもと、デザインの力で社会に貢献していきたい」と挨拶。

 セミナーでは、同社フェローの見月伸一氏が、15年から展開している「クロスオーバーデザイン(異なる空間要素の融合が新たな価値を生み出す)」について説明した。16年のアップデート(2.0)に続き、23年に「クロスオーバーデザイン3.0」へとアップデート。同氏は「ウィズコロナ生活を経て、これまでの常識や価値観が反転。以前に増して社会とのつながりが重視され、共同体意識も醸成されるようになってきた。そうした中、“自分らしく生きる”ことが大切になってきている」と言及。「クロスオーバーデザイン3.0では、『リトリートな体験』『コミュニティの充実』『イマーシブな刺激』を融合させ、多様性の時代に自分らしくいられるWell-Beingな空間創造を目指していく」と話した。

 引き続き、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏をゲストに迎え、同社ワークスタイルデザイン室コンサルティング第1グループ長の酒井 慎太郎氏、見月氏が登壇。国内外で手掛けた多数のフラワーブティック、カフェなどを紹介しながら、「Well-Beingを叶える空間体験」をテーマにトークセッションを行なった。


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