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メンテ主任者試験、1ヵ月強で申込者1万人を突破

 (公財)日本賃貸住宅管理協会は15日、記者懇親会を開催。11月6日から申し込みを開始した「賃貸住宅メンテナンス主任者認定制度」の受験申込者数が1万人を突破したと発表した。

 同制度は、オーナーや入居者から賃貸住宅の建物や設備の維持・保全に関する問い合わせを受けた際、初診判断(一次対応)ができる基本的で幅広い知識と技能を有し、建物の維持・保全における提案力を持つ人材を育成するもの。
 受験申し込み後、5~10日ほどでテキスト(B5サイズ・全362ページ)が送付され、全10編・計640分の講習動画を視聴することが可能に。その後、IBT(Internet Based Testing)方式による試験を受ける。

 12月15日までの受験申込者数は1万583人、合格者は5,586人。2022年12月から23年1月に行なった「賃貸住宅メンテナンス主任者研修」の受講者で移行完了手続きを終えた者も合格者とみなされ、有資格者は合計で5,778人となった。受験者の属性は、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者の有資格者が上位を占める。

 スマートフォンやタブレットなど、多様なデバイスで受験できる。不合格の場合でも、試験期間(決済終了後より90日間)は合格するまで何度でも受験することが可能。合格者特典として、テキストの内容に関する質問に回答するLINEの「AIメンテナンス」サービスが付与される。


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