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東急不、既存ビル3棟でZEB化改修工事を実施

 東急不動産(株)は18日、管理運営する「一番町東急ビル」(東京都千代田区)および「恵比寿ビジネスタワー」(東京都渋谷区)において、改修工事によるBELS認証を取得し、ZEB Orientedを達成。「日本橋本町東急ビル」(東京都中央区)でも、ZEB Orientedを達成予定であると発表した。

 今回の3棟は、いずれも空調設備の更新時期を迎え、従来の空調システム「直膨コイル型全熱交換機(加湿器組入)と冷暖同時ビル用マルチ」を「DESICAと更新用高効率冷暖同時ビル用マルチ」に変更。冬季における乾燥対策として加湿器を追加導入することで、入居者の快適性を確保しながら省エネを実現。同時に、照明器具のLED更新工事も実施し、工事期間を短縮。入居者の負担が少なくなるように配慮した。

 ZEB改修後の入居企業の電気使用量は従前比42%減となり、そのうち空調の電気使用量は55%減を達成。CO2削減効果は約1,360t-CO2/年に達することが見込まれ、これは改修前の「一番町東急ビル」約1棟分の電気使用量に相当するなど、大きな脱炭素効果を上げている。

 今後も、同社が保有・運営するビルにおいて、今回獲得したZEB化改修工事で得た知見を積極的に展開することで、新築・既存ビル両面で環境負荷低減に挑戦していく。


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