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大阪梅田にITワーカー特化のコワーキング

「FUTRWORKS」内観

 阪急電鉄(株)および阪急阪神不動産(株)は18日、「阪急グランドビル」(大阪市北区)内に、スタートアップとデジタルノマドワーカーに特化した会員制コワーキングオフィス「FUTRWORKS(フューチャー・ワークス)」を2024年1月5日に開設すると発表した。

 両社は14年より、大阪梅田エリアの競争力強化と地域力の増強を図る目的で、「阪急ファイブアネックスビル」内で、スタートアップを支援する会員制コワーキングオフィス「GVH#5(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)」を運営。入居するスタートアップを大手企業が友好的にM&Aするなど、大阪のスタートアップ支援の取り組みに一定の役割を果たしてきた。

 今回新設する「FUTRWORKS」では、これまでの「GVH#5」の機能を拡張・発展させ、日本のスタートアップの海外展開支援と、海外のスタートアップやデジタルノマドワーカー等の人材誘致に注力。外国人デジタルノマドワーカーが訪れやすい施設とするべく、多彩なイベント開催等も検討していく。

 なお、同取り組みの一環として、阪急阪神不動産、(公社)関西経済連合会、JR東日本東南アジア事業開発の3者は、「シンガポールと関西双方のイノベーション創出に資する連携協力に関する協定」を締結。同施設をシンガポールのスタートアップの受け皿としていく。


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