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野村不HD、UDSの全株式を取得

 野村不動産ホールディングス(株)は21日、UDS(株)の全株式3万4,000株の譲受について、同社株主の小田急電鉄(株)との間で合意に至り、株式譲渡契約を締結したと発表した。取り引き完了は2024年4月1日。

 UDSは、コーポラティブ事業を日本で初めて事業化した(株)都市デザインシステムを前身とする会社で、デザイン性や先進性に富んだ施設の企画・設計を展開している。さらに、運営にまで携わることで、そこから得られた知見を企画・設計にフィードバックしている。その中でもホテル事業については、付加価値提供型のホテルを16棟1,855室展開し、同社の中核事業としている。

 野村不動産HDでは、ホテル事業を今後の成長エンジンの一角として位置付けているものの、現在直営は4棟681室にとどまっていた。今回の買収を機に、早期の事業基盤確立、成長スピードの加速を目指す。

 ホテル事業以外においても、野村不グループの多様なアセットタイプの開発で企画・設計力を生かすなど、既存事業において相乗効果を発揮できると見込む。


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