不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

SC販売、23年は全月で前年同月上回る/日本SC協

 (一社)日本ショッピングセンター協会は22日、定例記者懇談会をホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区)で開催。2023年のSCを巡る動向や24年度の事業予定などについて説明した。

 23年1~11月のショッピングセンター(以下、「SC」)の販売動向は、外出機運の高まりやインバウンド客の来館により、すべての月で前年同月を上回っている。7月については、猛暑による盛夏商材の高稼働により、コロナ禍前の19年をも上回った。
 23年にオープンしたSC数は34。23年末のSC総数(速報値)は、3,129(前年比4減)で、19年以降、5年連続の減少となった。閉店理由としては、建て替え、建物老朽化、売り上げ不振が多く挙げられたという。
 24年オープン予定のSC等商業施設は「豊洲 千客万来」(東京都江東区、2月)、「長崎スタジアムシティ」(長崎県長崎市、10月)など27。東京都と神奈川県が4施設で、地方でのオープンも多く予定されている。

 また年明け24年1月24~26日には、第48回「SCビジネスフェア2024」をパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催する。初出展31社を含む151社・395小間の出展のほか、SC業界DX等をテーマにしたセミナーや対談も実施予定。1月26日には、ピッチコンテスト「チャレンジピッチ2024~NEXT SC~」「第29回接客ロールプレイングコンテスト全国大会」も開催する。

 同協会会長の清野 智氏は、「当協会は今年設立50周年を迎えた。51年目となる来年も、ディベロッパー、テナント事業者をはじめ、関係するさまざまな業界の方と協力し合い、SCビジネスの伸長や人手不足等の課題解決に向け取り組んでいきたい」と述べた。

「設立51年目となる来年も、SCビジネスの伸長や人手不足等の課題解決に向け取り組んでいきたい」と語った同協会会長の清野 智氏


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら