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首都圏住宅地価格、2期連続で上昇率が拡大

 野村不動産ソリューションズ(株)は12日、2024年1月1日時点の首都圏「住宅地価INDEX」調査結果を発表した。四半期ごとに実施している定点調査で、調査地点数は169ヵ所。

 00年1月を100とした、24年1月1日時点の住宅地価INDEXは、首都圏が110.9(前回調査(23年10月)比+0.9%)と、23年第3四半期より2期連続で上昇率が拡大した。上昇は、20年第4四半期から14四半期連続。

 エリア別では、東京都区部が146.0(同+1.0%)、東京都下が106.1(同+0.8%)、埼玉県が117.4(同+1.2%)と、20年第4四半期以降14期連続でプラスに。神奈川県は99.2(同変化なし)と横ばい。千葉県は91.8(同+1.6%)と、2期連続で大幅に上昇率が拡大した。

 東京区部では都心5区で価格上昇が続いており、周辺区の地点においても価格上昇が見られ、再び価格上昇傾向が強まっている。東京都下・埼玉県・千葉県では、東京都心に近いエリアで価格が上昇。東京都下では、中央線沿線の底堅いニーズを中心に高い上昇率を維持。埼玉県では大幅に上昇率が拡大した。


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