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東建、品川で実質再エネ100%の賃貸マンション

「Brillia ist 大井町」外観

 東京建物(株)は25日、CO2排出量実質ゼロを実現した環境配慮型賃貸マンション「Brillia ist 大井町」(東京都品川区、総戸数95戸)の竣工を発表した。竣工日は1月12日。

 JR京浜東北線・りんかい線「大井町」駅より徒歩5分に立地。敷地面積約554平方メートル、延床面積約3,402平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。「Brillis ist」シリーズとしては初めて、共用部・専有部ともに電力の100%再生可能エネルギー化を達成し、「ZEH-Oriented」基準に適合している。

 専有部は25.05(1DK)~42.37平方メートル(2LDK)。高断熱サッシや潜熱回収型給湯器、節湯水栓等を採用し、省エネ性能を高めた。屋上には、東京ガスグループの東京ガスリノベーション(株)による太陽光パネル(総発電量13.08kW)を設置。併せて蓄電池も設け、停電時に発電した電力を非常用電源として活用できるようにしている。

 太陽光発電で賄いきれない共用部電力は、東京ガス(株)が調達するトラッキング付き非化石証書が付与された電力「さすてな電気ビジネス」の供給を受けることで、年間約194tのCO2排出量を削減。なお、専有部についても全戸に同電力を供給し、引き渡し後も入居者に契約を推奨することで、再エネ化に努めていく。

 同社グループでは、「50年度までのネットゼロ実現」を目標に、脱炭素化の取り組みを推進。住宅事業では、原則として新築するすべての分譲マンション、賃貸マンションのZEH化を目標としており、今後も環境配慮型マンションの開発に注力していく。


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