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東京鑑定協が新年会、「鑑定士の意義問い続ける」

「コロナ禍での工夫や変化が新しい時代の方向性を示した」などと述べた佐藤会長

 (公社)東京都不動産鑑定士協会は26日、東京ドームホテル(東京都文京区)で新年賀詞交歓会を開いた。会員や友好団体のほか、国土交通省および東京都幹部、文京区長の成澤廣修氏らが参加した。

 冒頭、令和6年能登半島地震による犠牲者に黙とうを捧げた後、同協会会長の佐藤 麗司朗氏が挨拶。「(公社)日本不動産鑑定士協会連合会では常務理事と災害対策支援特別委員長を務めているが、今回の能登半島地震でも被災地に向けて支援チームを派遣した。首都に位置する不動産鑑定士協会最大の団体として、住家被害認定調査等について、(公社)石川県不動産鑑定士協会や連合会と連携して取り組んでいく」などと被災地支援の取り組みについて報告した。

 また、「パンデミックによる環境変化は、当業界にも多くの影響を与え、2023年にも多くの挑戦を行なってきた。コロナ禍での工夫と変化が、新しい時代への方向性を示したのではないかと感じている。変革の時代に対応するため、当協会ではデジタルツールの活用などを進めてきた。混迷する時代だからこそ、不動産鑑定士の存在意義を問い続け、その答えを変革と共に実践していかなくてはならない」などと述べた。


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