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仙台都市部で安全性高めたオフィスビル竣工

「T-PLUS仙台」の外観

 東京建物(株)は1日、高機能オフィスビル「T-PLUS仙台」(仙台市青葉区)の竣工を発表した。仙台市による開発促進策と経済施策を組み合わせた都心機能強化策「せんだい都心再構築プロジェクト」の活用物件。

 JR「仙台」駅まで徒歩4分、地下鉄「仙台」駅までは徒歩1分という仙台市の中心部に立地している。敷地面積は約1,510平方メートル、建物は鉄骨造(コンクリート充填鋼管構造)・鉄骨鉄筋コンクリート造地上12階地下1階建て、延床面積は約1万3,834平方メートル。

 建築基準法の1.5倍相当の耐震性を確保したほか、停電時には予備電源に自動的に切り替わる2回線受電方式を採用するなど、BCP対策や安全性の確保に重点をおいた計画としている。これに加え、外皮の高断熱化や高効率設備の採用などにより、一次エネルギー消費を50%以上削減なども実施して、CASBEE-建築(オフィス)・CASBEE-ウェルネスオフィスで最高評価となるSランクを取得。ZEB Readyの認証も取得している。

 貸室はワンフロア816平方メートルで、最大4分割できる。各階の窓際には雁行形状を生かしたインナーバルコニーや自然換気窓を設けている。


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