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三井ホーム、大阪に関西初の木造マンション

「MOCXION ESPOIR(モクシオンエスポワール)」外観

 三井ホーム(株)は15日、木造学生マンション「MOCXION ESPOIR(モクシオンエスポワール)」(大阪市旭区、総戸数47戸)が完成したと発表した。同社の木造マンションは、関西エリアで初。

 敷地面積763.60平方メートル。木造地上3階建て、延床面積1,324.64平方メートル。間取りは1K。

 木材の総利用量は308.1立方メートル。構造躯体にスギの木470本相当の炭素を貯蔵し、脱炭素社会の実現にも貢献する。劣化対策等級・耐震等級の最高等級「3」を取得。また、BELS評価の「ZEH-M Oriented」も取得し、一次エネルギー消費量を20%以上削減する。

 独自開発の「高性能遮音床システム Mute」を採用。上階で発生した衝撃音の伝播を低減させ、鉄筋コンクリート造と同等クラスの遮音性能を確保しつつ、同時に木造の温かみや歩行感を残した。エントランスから1階にある各居住スペースまでの廊下には、階段を設けずスロープを配置し、バリアフリー設計に。壁面には木製の手すりを設置し、転倒防止などの安全面に配慮した。

 学生マンションの管理運営は(株)学生情報センターが行なう。


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