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大和ハ他、MM21で大規模複合開発

「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」の完成予想図

 大和ハウス工業(株)は、「みなとみらい21中央地区52街区開発事業」を22日に着工する。

 (株)コーエーテクモホールディングスの親会社のグループ企業である(株)光優との共同事業。世界初のゲームアートミュージアムをはじめ、地域熱供給プラント、オフィスを併設した複合開発となる。開発地はみなとみらい線「新高島」駅徒歩2分で敷地面積は1万1,818.44平方メートル。建物はオフィス棟とミュージアム棟の2棟構成。オフィス棟は鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造の免震構造地上29階地下2階塔屋6階建て。ミュージアム棟は鉄骨造地上3階建て。全体の延床面積は11万3,893平方メートル。

 オフィス棟の地下には地域熱供給プラントを設置。みなとみらい二十一熱供給(株)が運営するもので、高効率な地域冷暖房システムを使い、地区全体に安定的なエネルギー供給を行なう。また、4~29階のオフィスフロアは、1フロア約2,700平方メートルの無柱空間として柔軟なレイアウト変更に対応。18階と24階は床下30cm・天井高400cm確保し、ラボやテストキッチンといった大型の什器・設備が必要なテナントにも対応できるようにした。低層階には店舗等を誘致する。防災倉庫や非常用発電機、貯水タンクなども整備し、災害対策も充実させる計画。

 ミュージアム棟は、光優が事業主体となって整備。ゲーム映像やキャラクターデザインなどゲームにまつわるさまざまな要素をアートとして展示したり、CG技術を使って体験型展示を行なったりなど、世界中のゲームファンが集まる施設を目指す。

 竣工は2027年5月末の予定。開業は同年7月を予定している。

世界初のゲームアートミュージアムとなるミュージアム棟の完成予想図


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