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「幕張ベイパーク」タワマン第3弾が竣工

「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」外観

 三井不動産レジデンシャル(株)は28日、同社含む7社(※)が幕張新都心若葉住宅地区(千葉市美浜区)で進めているミクストユース型街づくりプロジェクト「幕張ベイパーク」における分譲住宅事業第3弾となる「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」(総戸数749戸)が竣工し、引き渡しを開始したと発表した。

 「幕張ベイパーク」は、総敷地面積17万5,809平方メートル、8区画に4,618戸(うちサービス付き高齢者向け住宅141戸)の住宅を整備し、約1万人が暮らすまちを開発する大規模プロジェクト。アメリカ・オレゴン州のポートランドをモデルに、多様な機能を併せ持つミクストユースのにぎわいあるまちづくりを目指している。これまで、「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」(総戸数497戸、2019年2月竣工)、「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」(総戸数826戸、21年2月竣工)が完成。住宅と共に、認可保育園やコンビニ、メディカルモール、フィットネス施設などがオープン。また、24年9月にはタワーシニアレジデンス「パークウェルステイト幕張ベイパーク」(総戸数617戸)も開業を予定している。

 27日竣工の「ミッドスクエアタワー」は、JR京葉線「海浜幕張」駅徒歩15分に立地。鉄筋コンクリート造地上43階建てのタワーマンション。米国オレゴン州ポートランドの街づくりを手掛けた設計事務所「ZGF Architects」を外観・外構デザイナーとして起用。街の中心に位置することから「Marine&Core」を開発コンセプトとした。

 幕張ベイパークのコミュニティ形成やまちの活力向上のための準備施設として活動してきた「MAKUHARI NEIGHBORHOOD POD」を承継するにぎわいの中心拠点「MAKUHARI NEIGHBORHOOD DOCK」を敷地内に設置。目の前にある若葉3丁目公園で遊ぶ家族や歩行者が街区内を通りやすいよう歩道空間を設け、にぎわいと回遊性を創出する外構計画としている。また、まち全体のグランドデザインを手掛ける光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所が全体デザイン監修と共用部デザインを担当した。

 幕張ベイパークでは、同物件の竣工と併行して、分譲住宅第4弾となる「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」が販売活動を開始。地上38階建て総戸数768戸の超高層タワーマンションで、3月15日から第1期販売受付を開始する予定。

(※)三井不動産レジデンシャル、野村不動産(株)、三菱地所レジデンス(株)、伊藤忠都市開発(株)、東方地所(株)、(株)富士見地所、袖ヶ浦興業(株)


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