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名古屋のオフィスビル対象の不動産ST/ケネディクス他

「KDX名古屋栄ビル」外観(ケネディクスのホームページより)

 ケネディクス(株)、三菱UFJ信託銀行(株)、東海東京証券(株)は、デジタルアセット発行・管理基盤の「Progmat(プログマ)」を活用した不動産セキュリティ・トークン(ST)の公募について協業。18日、募集と発行が完了したと発表した。

 同STは、オフィスビル「KDX名古屋栄ビル」(名古屋市中区、鑑定評価額69億6,000万円)を裏付け資産とする不動産信託受益権を信託財産として受益証券発行信託を組成し、その受益権にかかわる証券情報と取引情報を「Progmat」を用いて管理するもの。日本での公募型不動産STで名古屋市所在の物件を取り上げたのは初。

 発行口数は3万1,400口、発行総額は31億4,000万円。当初の運用期間は2030年10月31日まで。

 取引機会の多様化を図るため、同STは取引開始日以降、大阪デジタルエクスチェンジ(株)が運営するST流通のための私設取引システム「START」で取り扱われるよう申請する予定。


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