東京建物（株）、東急不動産（株）、（株）西日本新聞社、丸紅（株）は5日、「T-LOGI福岡アイランドシティ」（福岡市東区）が3月に竣工したと発表。九州地方の物流施設としては、延床面積ベースで最大となる。
福岡高速6号線「アイランドシティ」出入口約1.4km、西鉄バス「みなと香椎第二」バス停約0.3kmに位置。敷地面積3万9,306.83平方メートル、延床面積14万8,355.54平方メートル、鉄筋コンクリート造／鉄骨造・地上6階建てのランプウェイ型施設。
1～4階は、最小区画面積倉庫床約3,770平方メートルと、細かく分割できる平屋利用が可能な区画に。5・6階については、メゾネットでの利用が可能な区画とする。5・6階には、最大6パレット対応可能な高スペックの荷物用エレベーター、垂直搬送機（かご車・パレット兼用）をそれぞれ4基ずつ設置。メゾネット利用でありながらも、倉庫内の壁を通常の倉庫に比べ少なく設計していることから、通過交通型の荷物にも保管型の荷物にも対応する。
各階には休憩室も設置。無人コンビニも併設する。
また、東急不動産が発電事業者として同物件の屋根を賃借し、屋根上全面に太陽光パネルを設置。発電された電力は、商用電力と合わせて施設内で自家消費するとともに、余剰電力については他の施設に送電する。これら環境に配慮した取り組みにより、BELS最高ランクのZEB認証を取得。「CASBEE」Sランクも取得予定。
テナント企業として、司企業（株）（愛知県豊田市）、アサヒロジ（株）（東京都墨田区）、（株）ナカノ商会（東京都江戸川区）、（株）ライフサポート・エガワ（東京都足立区）の入居が決定している。