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ピタットH、加盟店1,000店舗体制構築へ

集合形式で行なった経営方針説明会には、約550名が集まった

 ピタットハウスネットワーク(株)は16日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)にて、同社フランチャイズ加盟店向けの2024年度経営方針説明会を開催。加盟店の経営者や営業担当者など、約280社・約550名が参加した。

 冒頭、同社代表取締役社長の早川 哲氏が、24年度の経営方針について説明。「これからの時代、解決力、不動産会社としてのスキル向上、コンサルティング力アップ、ホスピタリティのある提案力が、未来価値の創造につながる」とし、「未来価値の創造~柔軟性、適応性、持続性あるネットワークへ~」を24年度のスローガンに掲げると発表した。「変化する市場や環境に柔軟な対応力で臨み、地域のため、社会的責任を果たすために持続性ある不動産ネットワークを構築したい」と抱負を述べた。

 また、ピタットハウス店舗数の推移について言及。23年度の店舗数は634店舗(前年度比14店舗減)、3月31日時点での店舗数は契約ベースで640店舗であると話した。年間40~60店舗を増やしていき、30年度に1,000店舗体制を構築する。24年度は、首都圏を中心に札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡といった主要都市での集中展開を図り、10万人都市への出店も強化していく。

 売買については、昨年度2回開催した「マイホームオークション」の取り組みを推進。「人脈、紹介、直接営業で案件を獲得するという中長期的な活動が必要となる」とし、「マイホームオークションはもとより、ネットワークを生かした営業活動により、お客さまに喜ばれる接客を積み重ねていくことが大切」と話した。

 加盟店の業務効率化をサポートするシステムについては、「新規機能の導入、改善が最優先課題。機能性が高くなるにつれ、理解を深めたい加盟店に対しては、個別説明会を開催してサポートする」と言及。引き続き、営業活動に集中できるよう、システムの強化とともにサポート体制を構築していく。

 「地域で選ばれ続ける総合不動産ショップを目指し、世の中に必要とされる企業であり、お客さまから安心・信頼され、お願いされるピタットハウスを一緒につくっていきたい。一人ひとりのお客さまの喜び、感謝の数を積み重ねていくことが大事で、その思いを継続させることがピタットハウスの未来価値を生むことになる」と締めくくった。


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