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下地島空港にビジネスジェットターミナル

「みやこ下地島空港ビジネスジェットターミナル」外観

 三菱地所(株)は16日、ビジネスジェット専用施設「みやこ下地島空港ビジネスジェットターミナル」(沖縄県宮古島市)を21日に本格開業すると発表した。

 同施設は、沖縄県宮古島市に立地。敷地面積約2,080平方メートル。鉄筋コンクリート造地上1階建て、延床面積約248平方メートル。

 沖縄県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環である「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営及びプライベート機受入事業」の一つとして、2019年3月30日に開業した旅客ターミナル施設「みやこ下地島空港ターミナル」に続き開発した。開業後は、国内線および国際線を受け入れ、専用のCIQ(税関・出入国管理・検疫)施設も稼働する。また、仮眠スペースや、パントリー等の運航・機内サービスを支援する施設を設け、ビジネスジェット利用者と運航事業者双方をサポート。パイロット訓練飛行場としての役割も担う。

 なお、MEC Industry (株)が製造する「MI デッキ(配筋付型枠)」を天井などに採用。鉄筋コンクリート造や鉄骨造で使用される配筋付デッキの一部に木を組み合わせる方式であり、天然の木のぬくもりが感じられる空間を創出した。また、仮設時の型枠材を仕上げ材として兼用し、材料の廃棄削減による環境負荷への配慮や、建設時の作業負荷削減を図った。

 施設の運営は、「みやこ下地島空港ターミナル」と同じく、下地島エアポートマネジメント(株)が担う。


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