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ミッドタウン日比谷で“木を知る”イベント/三井不

「木と生きる」のイントロダクションエリアに展示されている木彫作品

 三井不動産(株)は16日から、東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)でイベント「木と生きる」を開催している。21日まで。

 日本文化を発信する月刊誌を発行している(株)ディスカバー・ジャパンとの共催。パネル展示やシンポジウムを通じて木、森、都市に関する先進的な取り組みを伝えるほか、木を知るさまざまな体験をしてもらうことで、来場者が、木と生きる未来を考えるきっかけとなる場にしたい考えだ。

 1階のアトリウムは「イントロダクションエリア」。東京藝術大学の学生による木彫作品の展示をメインとしつつ、その周辺に散らした木のチップなどで、森の中にいるような空気感を演出。木の香りや地面を踏みしめる音を楽しむことができ、五感で「木とのかかわりあい方」を体験できる。地下1階では、東京都や(株)日建設計など計19の団体が取り組む事例のパネル展示を行なうほか、木を使ったものづくりのワークショップを日替わりで実施する。空間は「森と都市を歩む」をテーマに設計。日比谷側を「森ゾーン」、有楽町側を「まちゾーン」とし、大きな通りや路地、小さな広場を点在させることで、未来の木質・木造都市を想起できるように工夫した。

 18、19日には、企業による木や森を守る取り組み、木と人体の関係性、これからの木造建築の可能性など、木について多様な視点から学ぶことができるシンポジウムを開催する。

 1日当たりの来場者数は3,000人を見込む。

「木と生きる」のパネル展示


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