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建設事業等が好調で増収増益/大東建託24年3月期

 大東建託(株)は2日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~24年3月31日)は売上高1兆7,314億6,700万円(前期比4.5%増)、営業利益1,048億1,900円(同4.8%増)、経常利益1,087億2,000万円(同4.6%増)、当期純利益746億8,500万円(同6.1%増)の増収増益となった。

 建設事業は、工事が順調に進捗したこと等により、完成工事高が4,924億3,400万円(同7.2%増)となった。完成工事総利益率は、価格改定効果の寄与により23.4%(同2.1ポイント増)に。営業利益は289億300万円(同35.5%増)となった。
 受注工事高は、展示施設や現場見学会等の販促活動の活性化を図ったことや、キャンセル額が低水準で推移したこと等により、5,904億700万円(同17.2%増)となり、受注工事残高は7,870億4,600万円(同9.0%増)だった。

 不動産事業は、「賃貸経営受託システム」による一括借上物件の増加等を背景に、一括借上を行なう大東建託パートナーズ(株)の家賃収入が増加したことや、「連帯保証人不要サービス」を提供するハウスリーブ(株)の収入拡大等により、売上高は1兆1,291億6,400万円(同2.4%増)、営業利益は820億4,000万円(同0.6%増)となった。なお、入居あっせん件数は33万7,611件(同1.1%減)。

 その他の事業は、マレーシアホテルの稼働率の改善、投資マンションの販売戸数、ビルドセットおよびリノベーション・再販の販売棟数が増加したこと等により、売上高は1,098億6,800万円(同15.6%増)、営業利益は206億1,100万円(同36.6%増)となった。

 次期は、売上高1兆8,200億円(同5.1%増)、営業利益1,100億円(同4.9%増)、経常利益1,130億円(同3.9%増)、当期純利益760億円(同1.8%増)を見込む。


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