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宿泊事業が大幅黒字/コスモスI 24年3月期

 (株)コスモスイニシアは9日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~24年3月31日)は、売上高1,245億8,800万円(前期比1.0%増)、営業利益74億2,200万円(同50.7%増)、経常利益66億8,100万円(同49.5%増)。当期純利益42億7,800万円(同21.4%増)。

 レジデンシャル事業は、新築マンションの引渡戸数が476戸(同49戸増)、リノベーションマンションの引渡戸数が367戸(同54戸増)とそれぞれ増加したが、販売が長期化する一部完成在庫の棚卸資産評価損を計上。売上高434億8,900万円(同5.9%増)、セグメント利益は6億1,700万円(同64.9%減)となった。新築マンション完成在庫は255戸(同66戸減)と減った。

 ソリューション事業は、収益不動産販売の減収や売上総利益率が低下したことなどにより、売上高489億5,400万円(同12.6%減)、セグメント利益25億9,600万円(同51.8%減)だった。

 宿泊事業は、インバウンド需要の増加を背景に、平均客室単価、稼働率が改善。好収益施設を引き渡したことで、売上高223億6,700万円(同93.9%増)、セグメント利益62億6,600万円(前期:セグメント損失9億900万円)と黒字転換した。

 次期は売上高1,340億円、営業利益80億円、経常利益69億円、当期純利益47億円を見込む。


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