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シンガポールの冷凍冷蔵倉庫開発に参画/商船三井

冷凍冷蔵倉庫の完成予想図

 (株)商船三井の東南アジア・大洋州地域統括会社 MOL Pte. Ltd.(シンガポール、社長:田村 城太郎氏)は、シンガポールの冷凍冷蔵倉庫開発事業に参画する。

 鹿島建設(株)のシンガポール現地法人Kajima Development Pte. Ltd.がシンガポール西部・ジュロン地区で進める、新規冷凍冷蔵倉庫開発事業へ参画するもの。

 開発地はシンガポール政府関連公社認定の食品加工許可地帯「Food Zone」内に位置する。敷地面積1万9,000平方メートル。5階建て。延床面積4万7,495平方メートル。

 最大8万パレットの収容が可能。大型冷凍自動倉庫や仕分けマテリアルハンドリングを完備。保管する貨物に応じた温度設定が可能で、一部に完全自動倉庫エリアを導入するなどの高機能の大型冷凍冷蔵倉庫となる。省エネ型冷却機器を導入し、屋上階に最大5,500平方メートルの太陽光パネルを設置するなど、環境にも配慮した設計を採用。竣工は2025年12月末の予定。

 同社は、冷凍冷蔵倉庫事業を国内2拠点、海外1拠点で展開。今回の事業投資を契機に、アジアをはじめ需要拡大が期待される地域を中心に、冷凍冷蔵倉庫事業の投資を拡充していく。


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