三菱地所(株)は15日、「(仮称)天神1-7計画」(福岡市中央区)の新築工事に着手したと発表した。
同社が運営していた単館商業ビル「イムズ」跡地に、オフィス、ホテル、商業用途の複合ビルを開発する。敷地面積約4,640平方メートル、地上は鉄骨造、地下は鉄骨鉄筋コンクリート造。地上21階地下4階建て、延床面積約7万3,960平方メートル、建物高さは約91m。
3~5階と7~15階はオフィスフロア。基準階面積約790坪の無柱空間を実現する。最小区画は30坪台から賃貸可能とし、ニーズに合ったワークプレイス・ワークスタイルに関する知見やノウハウを踏まえた提案を行なう。また3階にはカフェも設ける。
1~3階および16~20階は「エースホテル」(客室数192室)が出店。ラウンジ、カフェバー、レストランのほか、3階にはMICE対応が可能なファンクションルーム、ミーティングルーム、19~20階にはルーフトップバーを設ける。
地下2階~地上2階は商業ゾーンとし、ショップやレストランを配置。地下2階は天神地下街、ONE FUKUOKA BLDG.、因幡町通り地下通路と接続する。
建物はサステナビリティに配慮し、九州産の木材を使用したCLTパネルを建物外装に約450立方メートル使用。地元の木材の活用の実現、森林保全・林業振興への貢献、さらに約259tのCO2固定につなげる。
竣工は2026年12月末の予定。