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三大都市圏既存マンション価格、下落傾向続く

 (株)東京カンテイは23日、2024年4月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表した。

 首都圏の70平方メートル換算価格は4,606万円(前月比1.6%下落)と、2ヵ月連続で下落した。東京都の弱含みや事例シェア縮小が影響していると考えられる。都県別では、東京都が6,376万円(同1.4%下落)と4ヵ月ぶりに下落した。また埼玉県2,873万円(同1.3%下落)や千葉県2,696万円(同0.2%下落)は下落傾向で推移。神奈川県は3,604万円(同0.1%上昇)と、わずかながらプラスとなったが2月の水準には届かなかった。

 近畿圏は2,844万円(同0.5%上昇)と主要エリアが強含んだことで上昇したが、前年同月の水準を下回る傾向が続いている。府県別では、大阪府が3,045万円(同0.6%上昇)、兵庫県が2,477万円(同0.7%上昇)。

 中部圏は2,217万円(同1.0%下落)、愛知県は2,348万円(同1.2%下落)と、いずれも下落が続いている。

 各都市圏中心部について見ると、都心6区は1億1,588万円(同0.7%上昇)と15ヵ月連続で上昇。前年同月比でも13.3%上昇と、1割以上高い状況が続いた。大阪中心部では5,547万円(同1.6%上昇)と4ヵ月連続で上昇。前年同月比の上昇率も4%台まで拡大している。名古屋市中心部は3,620万円(同0.6%上昇)と幾分か持ち直したものの、緩やかな下落基調が継続した。


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