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米国でラボ&オフィス事業第4弾/三井不

「(仮称)イノベーションスクエア PhaseⅢ」外観

 三井不動産(株)は23日、米国・マサチューセッツ州ボストン市におけるラボ&オフィス事業「(仮称)イノベーションスクエア PhaseⅢ」に参画したと発表した。

 米国子会社「MitsuiFudosan America, Inc.」(三井不動産アメリカ)を通じ、現地のRelated Beal 社と共同で事業を行なう。

 開発地は、職住遊近接のまちとして開発が進む「シーポートエリア」に位置。敷地面積約7,980平方メートル。建物は地上7階地下2階建て、延床面積約3万8,000平方メートル、賃貸面積約3万2,700平方メートル。

 竣工後は、同市に本社を置き新薬開発等を手掛けるVertex Pharmaceuticals社に1棟貸しする。また、公共貢献施設も設置し、同州グロスター市に所在する海洋バイオテクノロジー研究機関と共同で、研究者を養成するラボの運営や、地元中高生を対象としてSTEM教育プログラムの提供を行なう。

 着工は2024年、竣工は26年の予定。

 三井不動産が米国でラボ&オフィス事業を手掛けるのは、4事例目であり、累計投資額は約2,300億円となった。


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