三井ホーム(株)は29日、本社を「新木場センタービル」(東京都江東区)に移転したと発表。併せて、都内に分散していた部門やグループ会社の拠点集約を図った。
新本社のコンセプトは「MOCXCOM(モクスコム)」。木造(モク)とトランスフォーメーション(X)を合わせた「MOCX(モクス)」に、これからの事業に変革を起こす羅針盤(COMPASS)になるという意味を合わせている。
三井ホームのオフィスは、同ビル(地下1階地上12階建て)9~11階部分の約1,700坪。フリーアドレスに加え、業務内容に応じて最適な環境を選択する「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」を導入。部門・会社の垣根を越えたコミュニケーション・連携を活発にし、オープンイノベーションの創出を目指す。
循環型資材である「木」をインテリアに採用。9階ゲストリビングの打ち合わせスペースには、三井不動産グループ保有林から採取したトドマツの間伐材を使用したテーブルを設置。内装の一部には廃材も再利用している。
10階センターリビングには、本来廃棄する予定のクルミの殻を使用したタイルをカウンター壁面に使用。社員が制作した壁面アートでは、廃材(おがくず)を利用した。