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景気DI、2ヵ月連続の悪化/TDB調査

 (株)帝国データバンク(以下、「TDB」)は5日、2024年5月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。有効回答は1万1,410社。

 景気DI(0~100、50が判断の分かれ目。50より上は「良い」、下は「悪い」)は、43.5(前月比0.6ポイント減)となり、国内景気は2ヵ月連続で悪化した。個人消費の低迷と、原材料価格の高止まりなどコスト負担の増加が要因。10業界中8業界で悪化、2業界で改善した。

 「不動産」は47.7(同1.6ポイント減)と悪化。「建築費高騰で新築供給が少ないため家賃が上昇している」(貸家)や「建築資材の価格が上昇し続けている。借入利率の上昇によるマイナス影響もみられる」(不動産管理)などのコメントが見られた。

 今後について、TDBは「好悪それぞれの要因が表れるなかで、横ばい傾向で推移する」と見込んでいる。


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