不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

川崎に最大級の冷凍・冷蔵物流施設/GLP

「GLP 川崎Ⅱ」外観イメージ

 日本GLP(株)は7日、冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP 川崎Ⅱ」(川崎市川崎区)を開発すると発表した。

 開発地はみずほリースグループの所有地で、首都高速神奈川1号横羽線「浜川崎」ICから約1.5km、羽田空港から約6.9km、川崎コンテナターミナルから約4.0kmに立地。JR鶴見線「昭和」駅からも徒歩約1分でアクセスできる。敷地面積は約8万2,000平方メートル。建物は免震・プレキャスト構造地上5階建て、延床面積約20万5,000平方メートル。

 各階にアクセスが可能なダブルランプウェイを備え、庫内に中央車路を設置することでオペレーションを効率化。最小区画約2,600平方メートルから賃貸可能で、最大35社のテナントが入居できる。総貸床面積の約66%が冷凍・冷蔵区画。-25度~10度で設定可能な可変温度帯区画し、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯に対応する。収容能力は約17万6,000tと冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設として国内最大級となる。

 従業員専用のラウンジ、レストラン、無人売店を設置するなど、快適な就労環境も整備。45台分のトラック待機場を整備し、ドライバーの負担軽減につなげる。

 また、非常用発電設備の設置や、電気設備等を屋上に設けるなどの浸水対策を講じ、事業継続性を確保。太陽光発電の設置、全館LED等を整備し、環境面にも配慮する。これらの取り組みにより、CASBEE、ZEB認証を取得する予定。

 着工は2025年3月、竣工は27年8月を予定する。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら