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首都圏既存マンションの成約数、12ヵ月連続プラス

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2024年5月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約数は2,845件(前年同月比3.9%増)と12ヵ月連続で前年同月を上回った。都県別では東京都1,536件(同6.3%増)、神奈川県650件(同2.7%減)、埼玉県329件(8.9%増)、千葉県330件(2.5%増)と、神奈川県のみ前年同月を下回った。

 1平方メートル当たりの平均成約単価は76万3,000円(同7.5%増)となり、前年同月比で49ヵ月連続のプラス。平均専有面積は63.35平方メートル(同1.6%減)。

 新規登録件数は1万5,088件(同3.3%減)と3ヵ月連続で前年同月を下回った。在庫件数は4万5,603件(同0.4%減)とほぼ横ばいながら、28ヵ月ぶりに前年同月比でマイナスに転じた。

 既存戸建ての成約件数は1,096件(同1.4%減)と、6ヵ月ぶりに前年同月を下回った。平均成約価格は3,864万円(3.8%増)と、4ヵ月連続で上昇している。


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